はじめに2 ディレクターの技術
前回のエントリーで、ディレクターの仕事は「企画・構成・演出」と書きました。また、撮影機材が廉価になり、編集がパソコンで手軽にできるようになったことから、「撮影」や「編集」もディレクターの仕事の一部ともなっている、と書きました。
しかし、同時に、カメラマンや、エディター(編集)という職業もあり、彼らの仕事がなくなっているわけではなりません。それどころか、経験を積んだカメラマンやエディターがディレクターとしての仕事を請け負うことも少なくありません。
続きを読むはじめに1 自己紹介
職業「ディレクター」
私の職業はディレクターです。
大学を卒業し、制作会社に就職した時の最初の肩書は当然ながら「AD(アシスタントディレクター)」でした。
2年ほどして「ディレクター」の名刺を作ってもらいましたが、まだ仕事内容はAD半分、ディレクター半分という状態。
その後、その比重を順調に「ディレクター」に傾けていき、「AD」としての仕事が完全になくなったころには、「企画・構成・演出」という肩書に変えてもらいました。
この「企画・構成・演出」の3つが当時の私が解釈する「ディレクター」の仕事であり、この解釈は現在も大きく変わってはいません。
しかし、現在の名刺には肩書をつけていません。
名刺に肩書を入れなくなったのは会社員をやめてフリーランスになったことがきっかけでした。
フリーということは、たった一人なわけで、アシスタントも何もないわけです。
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